製品の安全機構
私たちは安全を真剣に捉えています。その証しとして、当社製品には人身傷害、損傷、法的責任のリスクを低減するための安全機構が組み込まれています。
最低200万ストロークの条件下で、欧州圧力機器指令(PED)の認証を取得
KALLERガススプリングは、PED 2014/68/EU に基づいて最大充填圧力、最高稼動温度、承認済みの全ての取付方法において最低200万回*のフルストロークテストに耐える設計、製造及び試験により認証されています。
* 疲労推定値。
付加価値:
製品寿命全体にわたる高い安全性と信頼性。
KALLER のパートナーによるリペアキットとトレーニングで効率性と信頼性が向上します。
オーバーストローク時保護機構
従来のガススプリングでは、オーバーストロークで使用した場合、破裂して部品が緩み、飛び出る恐れがあります。
KALLER ガススプリングなら安心です
オーバーストロークの際、特許取得済の安全機構によりガスを制御された方法で放出します。シリンダーチューブがあらかじめ決められた方法で変形する (A)、またはピストンロッドがガススプリングの下死点にある安全プラグを破壊する (B)、のどちらかの方法でガスを放出します。
付加価値
より安全な労働環境と金型破損リスクの削減。
考えられる 原因
ストロークを制限するための機械的なストッパーの不足、もしくは不適切な取付。
オーバーロード時保護機構
何らかの理由で、金型の部品が引っ掛かった場合、ピストンロッドは圧縮位置から解放され、従来のガススプリングではピストンロッドがガススプリング内にとどまらず、飛び出す恐れがあるため、危険にさらされる可能性がありました。
KALLER ガススプリングなら安心です
最適化されたガイドとピストンロッドの特許取得済みの安全ストッパーにより、ユーザーの安全が確保されます。戻りストローク中の速度が速すぎると、ピストンロッドが自動的に分離され、統合された安全ストッパーがシールを壊すため、ガススプリングが制御された方法で減圧されます。
付加価値
より安全な労働環境と金型破損リスクの削減。
考えられる 原因
ブランクホルダ、カム、イジェクター、ストリッピング機能などの部品が詰まり、引っ掛かかった後、突然緩むことがあります。
オーバープレッシャー時保護機構
従来のガススプリングでは、内部のガス圧力が最大許容値を超えると、破裂して金型と作業者に危険をもたらすことがあります。
KALLER ガススプリングなら安心です:
内部のガス圧力が最大許容値を超えると、セーフティリップが作動します。制御された方法でガスが放出され、ガススプリングが減圧されます。
付加価値:
より安全な労働環境と金型破損リスクの削減。
考えられる原因
充填圧力が高すぎる、又は作動油などの外部液体の吸い込み。
トレーニング
上記の安全機構は、ガススプリングモデル毎に機能や故障の原因が異なることがあります。常にガススプリング及びフランジの取付・組付をしっかり行い、KALLERの情報に従ってご使用ください。情報またはトレーニングに関する詳しい情報については、KALLERにお問い合わせください。
ガススプリングおよびその他の加圧製品を安全に取り扱うためには、製品の作業を行なう前に必ず窒素ガスが抜かれていることを確認してください。安全機構が作動している場合、ガススプリングを修理したり、それ以上使用しないでください。新しいガススプリングと交換する必要があります。