EV市場用の高度な切り刃
電気自動車(EV)市場は2013年以来、飛躍的に成長し、今後も急速に成長し続けると予想されています。国際エネルギー機関(IEA)によると、世界でのEV販売台数は2013年の38万台から2017年の300万台以上と約10倍に急増しました° (レポート参照)。
最近の基礎技術の進歩および助成金や駐車料金の免除など各国が提供するインセンティブのために、EVの人気は上昇する一途です。数社の自動車メーカーは市場の需要に応えるために、内燃機関自動車の他にEVやハイブリッドカーを開発・発売しています。
充電ポートのカッティング工程を簡素化する
バッテリーを充電するため、電源に接続するEV(電気自動車)は、車体の製造工程を追加する必要性が生じてくることが頻繁にあります。自動車メーカーにとって、この新しい要件は、例えば車体の異なるフェンダー形状において、金型の製造工程及び設計に対する取扱いの配慮が必要となります。
新しい自動車のモデルには、製造者はEVモデル用のEV充電ポートを含む新しい生産工程を設定できますが、他のモデルは充電ポートが不要です。ー同じ金型で打ち分けが必要となります。複数操作を実行し、費用対効果に優れる高度な切り刃を金型内部に360° の角度に取り付けることで、必要な工程や金型を削減し、EV充電ポートを装備する、あるいは装備しないフェンダーを打ち分けることができます。
この金型は異種のフェンダーに対処可能となり、EVモデルには必要とする充電ポートをスタンピングし、他のモデルには充電ポートなしで生産します。同じ金型で異なる2種類のフェンダーを生産することが可能となり、EVモデルの充電ポート付きパネルを加工する特殊金型を製作する必要がなくなります。
費用対効果に優れた高度なせん断加工部品
KALLER フレックスカムは、生産ラインにおける金型内部の加工数を増加することによりせん断金型を簡素化します。KALLER フレックスカムは、正確なガイドエレメントを使用しているため、横方向へのズレを伴わない高精度で制御されたピアス加工とプレス加工を実行することができます。
KALLER フレックスカムを自動車製造ラインに採用することで多くのメリットが得られます。
- 工程設計、金型設計、金型製造を簡素化します
- 360° の設置領域内で、KALLER フレックスカムをいかなる角度にも設置することができます。
- 負角における上昇方向へのパンチでも問題ありません。
- 新規の金型に操作と柔軟な解決策を追加可能です。
- スペースを効率的に利用します
- 多機能で耐久性を有し、金型の工程数を削減することが可能です。
- 制御された荷重と安全機能により、金型の損傷とオーバープレッシャーに対し、防御します。
自動車メーカーはKALLER フレックスカムを採用することで、下記を実現できます:
- 1部品当たりの生産コストの削減
- 生産性と効率の増加
- 金型への投資を減らすことにより、金型製作費用を削減
- 金型を減らすことにより、持続可能な環境を作る
KALLER フレックスカムについて
KALLER フレックス カムは、多くの自動車メーカーの標準部品として採用され、頻繁に世界中の異なる自動車メーカーの金型標準書の中に含まれています。
適切に設置されたKALLER フレックスカムシステムは、200万サイクル以上ノーメンテナンスで稼動した実績を持っております。
このソリューションの KALLER フレックスカム部品:
KALLER Flex Cam に関する詳しい情報は、最寄りの販売代理店にお問い合わせください>>。
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